書評

2018年10月30日

自分の小さな「箱」から脱出する方法 by アービンジャー インスティチュート(32nd blog in Oct.)


奥魂(おくたま)で生きる人を応援する奥多摩コーチてっつーです。


僕が持っている写真のバージョンは、2001年に発売されたもの。

その後、リメイクされて再版もされていますね。

実は、2001年に一度だけコーチングを受けたことがあります。

セッションの最後にコーチからプレゼントしてもらったのが、この本です。

この当時に買った本は、今はもう殆ど処分されていますが、この本には
コーチからのメッセージが書きこまれているのもあって、捨てずに、ずっと持っていました。

今回、ふとした拍子で数年ぶりに手に取ってみたら、もう圧倒されてしまいました。



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詳しくは、  こちらの記事 をご覧ください。  



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【その内容に圧倒された】

この本は、本書の中で「箱」と呼んでいる状態とは何か。

私たちは、どの様にして「箱」に入るのか。

そして、どの様にして、そこから出ることができるのか。


そんなことが小説のタッチで、登場人物が対話を繰り広げる中で明らかにされていく。

そんなスタイルの本です。


自分がコーチという立場になって、改めて読むと、もう圧倒される。

どうして、こんなことを理路整然と説明できてしまうのかと、空いた口が塞がらないという心地。




【「箱」から出た感覚】

実は、数ページを残して、まだ読み終わってないのですが、早々にこの記事を書き始めてしまっています。

それは読んでいる合間に、ひょんなことから「箱」から出るという体験があったから。


そして、このことが、いかにパワフルか味わっているからです。

一夜にして生まれ変わったかのような心地というか。


すごくグラウンディングしている感じがあって。

自分とは思えないような知恵や言葉が湧いてきたり。

太陽の光が、いつも以上に光り輝いて見えたり。


とにかく力を感じられて、何でも思い通りに出来そうな氣すらしてくるw




【自分に嘘をついたら】

少し解説をすると、「箱」に入った状態と言うのは「自己欺瞞」、つまり自分に嘘をついた時に始まるのがオーソドックスなパターン。


「自己欺瞞」を起こす瞬間(つまり、自分に嘘をつく瞬間)と言うのは、私たちの日常に溢れています。


例えば、電車で座っていて、年配の方が立っているのに氣付いた。

その瞬間に「あ、席を譲ろう」という想いが湧き上がってきたとする。


でも、その後で「やっぱり嫌な顔されたらどうしよう」とか、言ってみれば言い訳をして席を結局譲らなかった。


そんな経験はありませんか?


この瞬間、自分に嘘をついている訳です。

そこから自己欺瞞、或いは自己正当化と言っても良いかもしれません。
それが始まると言えます。


つまり、この例の場合、席を譲らなかったという心の声に背いたところから、自分を正当化する会話が心の中で始まるのです。





【周囲に影響を及ぼす】

恐ろしいのは、この先。

つまり、自分を正当化するためには、周囲の人々は劣った存在でなければならなくなるということです。


人を見下し始め、重箱の隅をつつくかのように、相手の至らないところを見つけ、あげつらい始める。

客観的に見れば、その人には何ら問題が無かったとしても、「至らない」というストーリーを作り上げるのです。

もはや、この時点で、その相手は、人間として扱われていませんよね。



何を大袈裟な、と思うかもしれません。

でも、これはほんの一例であって、様々な日々の場面から、私たちは、あらゆる人間関係において、これと同様のことを起こす危険性を持っているのです。


そして、ひとたび「箱」に入ってしまうと、確実に人間関係を蝕むことになります。

今っぽく言えば、生産性を低める。




【実は身の回りに溢れている「箱」】

私たちは、相手が、どんなに美辞麗句を並べてもらっても、その本音を見抜く力を持っている。

つまり、言葉では褒めたりしてくれても、肚の底では逆のことを思っていれば、そちらのインパクトのほうが確実に伝わってくる。

誰にでも、そんな経験はあるのではないでしょうか。


「箱」の概念は知らなくても、体験的に箱に入っている人を目の当たりにする体験は誰にでもあるはずです。




【「箱」を維持するためのエネルギー】

つまり「自己欺瞞」が始まると、自分に嘘をついたことを正当化するために、終ること無い努力をし続けることになる。

やっぱり、書いてみても、
そんな馬鹿なって思う。


でも、
僕自身も、それを、それと全く氣付くことなく、平氣な顔をしてやらかしていた。

正に自己欺瞞の固まりでした


だから分かります。


そして、「箱」から出れば、自分を正当化するために費やしていたエネルギーが余るわけです。

そりゃ、色んな可能性が感じられるようになるのは当然ですよね。





【最後に】

数年ぶりに読んだ『箱』についての書評記事でした。

シンクロも発生してくれたお陰で久々にスマッシュヒットな本となりました。
(そのシンクロについては、また改めて書くことになると思います。)

「内なる声」に従って生きるということを大切にしていますが、内なる声は、身の回りに様々にあるのだなと言うのを改めて実感しています。

この本には、もちろん「箱」から抜け出す方法も本書の中で語られています。

是非、こちらをクリックして、お手に取ってみてくださいね!



自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート
大和書房
2006-10-19



実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー・インスティチュート・ジャパン監修
大和書房
2008-02-21



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2018年09月08日

『もたない、すてない、ためこまない。身の丈生活』by アズマカナコ~最近の社会的な出来事たちを一つのメッセージとして捉えてみる(9th blog in Sep)


奥魂(おくたま)で生きる人を応援する奥多摩コーチてっつーです。


今月、天災が立て続けに日本を襲いました。


それから、ちょっと前に世界的な大企業がプラスチックのストローを使うのを止めると宣言し始めた。

そんな一見すると無関係なことが僕の中で繋がっています。

今日は、その辺りのことを、つらつらと書きたいと思います。



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【地球に暴飲暴食させている?】

さて。


何から書きましょうか。。。



最近、僕が感じているのは、エネルギーの無駄遣いということです。


ストローを発端にすると、プラスチックの無駄遣いです。


安価で、腐らず、しかも均質な製品が作れる。

凄いことです。
画期的。


その一方で、海洋デブリというか、大量のプラスチックごみで野生の生き物が命を失うことになっているというニュースも見ます。


プラスチックって、自然界で分解ができないからですね。


僕が思うのは、自分の身体が消化できないモノを、分かってて食べるようなことをしないと思います。

でも、私たちは、地球に対して、それを強要しているとも言える状況なわけです。




【地球が生活習慣病に】

西日本で大水害があり、そこに台風21号が追い打ち。

その直後に、今度は北海道で大地震。


どちらも共通して起きたものの一つが大規模な停電。

(それだけじゃないと思いますが、僕の印象に残ったものです。)


これもエネルギーの問題だなぁと感じるわけです。


僕には、このことが、私たちのエネルギーの使い方に無駄があるのではないか。

そんなふうに受け取っています。


私たちのカラダは、暴飲暴食を繰り返せば生活習慣病になります。


何か、世界が生活習慣病に罹っているような。




【関連して、最近読んでいる本】

最近、読んでいるのがコチラの本。




「別に大して持たなくても十分豊かに生きて行けるよ。」

著者の方は、そんなことをメッセージとして発信しているように僕は受け取っています。


その暮らし方は、ご本人の美意識とも繋がっているはずなので、全く真似することは不要だと考えています。

でも、自分でできることはやってみる。


出さなくてもいいゴミを出さないように工夫していく。

お皿を洗う時の水の量に氣を遣う。

お肉を買うときは、できるだけ対面販売を利用する。
(プラスチックのトレイは無くてもいいです。)


そんなことを考えて、それこそ身の丈で僕のスタイルを作り上げていきたいです。





【最後に】

このところ感じていることを勢いに任せて書いてみました。

本当に、つらつらとした文章ですね、これは。


書きながら感じてたんですけど、昨日の記事と何となく関連しているんじゃないでしょうか。


あ、それと、この記事は清貧を勧めたいという意図では、もちろん違います。

エネルギーの消費を抑えるって、経済的な節約を意図することが多いかもしれませんが、これはむしろ逆。豊かさを感じるために取り組んでいることです。


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2018年08月08日

『前祝いの法則』を読んで、予祝を実行してみた。もっと自分らしい働き方、いや生き方へ向けての宣言です(8/50blogs)


奥魂(おくたま)で生きる人を応援するコーチてっつーです。


『前祝いの法則』という本が出ていて、結構売れているようです。

「予祝(よしゅく)」というものを提唱している本です。ざっくりと言えば。

先日、チームを汲んで活動しているコーチ仲間で、
予祝をしました。

その時に出来た文章を、こっちにも晒してしまおうと思います。



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【まず前提の状況を】

まず、今の僕が置かれている状況を簡単に説明したいと思います。

今は、コーチングやイベント主催の他に、サラリーマン的に働いています。
コーチングなどがライフワークとも言える仕事なのに対し、後者はライスワークという位置づけです。


そのライスワークの契約が9月で切れるのです。

有り難いことに、先方は継続を希望してくれてはいるのですが、僕自身が奥多摩に身を置くようになってしまい、通うことが難しい状況になっています。


それ以上に、心情的に、奥多摩まで移住した僕が、普通に都心で働くということに、何とも言えない違和感も感じられます。


では、この後、予祝として書いたものを公開します。

これは、10月の末に、目標を達成した僕が、インタビューを受けているというシチュエーションを想定しています。


(こういう想定の主旨については『前祝いの法則』を是非。)




【予祝】

10/30の予祝日記

何の夢が叶ったって、
僕の「関わる人の魂を花開かせる」という
人生の目的が現実味を帯びてきたころです。

具体的にはコーチングや各種ワークショップなどでの収入が
月50万円になったこと。

(コーチングのクライアントは常時15人前後に。)


そして、そのお陰で、パートナーの住む沖縄と奥多摩を
行ったり来たりの生活ができるライフスタイルが実現したことです。


状況としては、数ヶ月前までの僕は、
言ってみれば「ひきこもり」のような生き方しかできてなかったんです。

見た目上は、ちゃんと外に出てますけどね。
内面で起きていたことは正に、ひきこもりでした。

知らない人に会うことに対する怖れがあったり。
評価されることを避けたかったんだと思います。

それが、この夏に、フッと抜けたんですよ。手放せたというか。
自分でも不思議なくらい、あっさりと。


そしたら、本当に色んな人に対してハートをオープンにして
接することができるようになっている自分に氣が付いて。

あとは半ば自動的な感じで
コーチングを受けてくださる方やイベントに
参加してくださる方が増えたんです。


今の氣持ちとしては、好きで始めた仕事だけで、
サラリーマン時代を上回る収入が得られていることに
喜びを感じていますし、
遠くで暮らすパートナーと一緒に過ごす時間を
定期的に持つことができることは何よりも幸せです。


ここまで辿り着くために一番大きかったのは、
ベースにあった「怖れ」が手放せたことがあったと思っています。

その結果としての今の状況であるということ。

もし手放せないで、この状況を迎えていたら、
どこか苦しかったんじゃないかって想像しています。


僕の可能性を常に見続けてくれた恩師や仲間、
そしてパートナーや家族、いやむしろ全人類に向けて
感謝の氣持ちがあります。




【最後に】

予祝として仲間内でシェアしたものを、このブログでもご紹介させていただきました。


全く別件なんですけど、今日は、自分がやりたいことを発信することの意義を、改めて実感することがありました。

そんな今日に、こんな記事を書くことになったのも、何だか不思議です。


前祝いの法則
ひすいこたろう
フォレスト出版
2018-06-08




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beyourselflabo at 23:16|PermalinkComments(0)

2018年05月08日

ティール組織 by フレデリック・ラルー/こんな組織の在り方を僕も求めていた!(8/50blogs)


奥魂(おくたま)で生きる人を応援するコーチてっつーです。


このところ、話題の本『ティール組織』を読んでいます。

まだ読み終わってませんが、読みながら感じていることを少し書いてみます。



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【心のどこかで求めていた組織の在り方だ】

何しろ600ページ近くある大著。

少しずつ少しずつ、読んでます。
時には思い切って飛ばしたりしながら。


読んでいて率直に感じるのは、ちょっとおこがましいかもしれませんが、

こういう組織を求めていた

という感動に近いものです。


ずっと自分の中にボンヤリとありました。でも、言語化することはできずにいた内容が描写されているのです。

というか、言語化することを想像することすらありませんでした。





【この概念が20年早く出ていれば】

それと同時に感じるのは「これまでの自分の組織の所属体験が、こういう組織だったらなぁ」という感慨です。

20年早く、この概念が生まれていたら…という氣持ちです。


ぼくのストーリーシリーズで、いずれ明らかになっていきますが、ずっと組織に馴染めない人生を僕は送っています。

そして、それは未だに残っています。


パーソナル・コーチという生き方にたどり着いたことの背景にあるものの一つでもあります。


身の回りに、組織開発をされている方が大勢います。

でも、そこに僕の関心が向かわないのも、幸せな組織体験が無いことが原因(の一つ)ではないかと考えてもいます。




【ティールな組織を!】

読みながら「ティール型の組織を作ってみたい/関わってみたい」という意欲が湧いてきています。


その人の生きる目的を見るとき、その人自身にとっての悲しい体験や辛い体験がヒントになることがあると言われます。

もしかしたら、僕が本当に成し遂げたいことの一つが、この思いに現れているのかもしれません。


今の時点で、どんな目的を持った組織にしようとかまでは考えていません。

でも、我こそはという方が、もしいらしたら、一緒に何か作り上げていきましょう!

【最後に】

『ティール組織』の書評というか、読みながら感じていることを書きました。


以前から、僕は「組織ではなくコミュニティを作りたい」と言ってきました。

「コミュニティ」という言葉の意図するところは、この「ティール組織」に、その内容が見出されるのかもしれません。



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2018年04月20日

書評ブログを書くって甘く見てました(22/50blogs)

奥魂(おくたま)を傾聴するコーチング・てっつーです。

このところ、読書が思うように進まなかったのです。

積読の山が増える一方。

でも、気候も暖かくなってきたお陰かどうか分かりませんが、このところ立て続けに何冊か本を読んでいます。



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せっかくブログを書いている身。

やっぱり、書評ブログを書いてみたくなるじゃないですか。

本を読むときは、マインドマップを描きながらなので、アイキャッチには困りません。


ところが、コトは意外と単純じゃありませんでした。

マインドマップ作りがまだ下手なので、もしかしたら、マインドマップ作りにエネルギーが割かれ過ぎていてい、肝心の本の内容が頭に入っていない。。。

そういうところもあるかもしれません。


それを差し置いたとしても、ブログ書く内容が思いの外まとまらないのです。


そこでハタと氣付きました。

ブログで紹介するつもりで読む必要がある


よく、「後で人に説明できるように意識してインプットしよう」的なことは言われます。

ブログにするのも同じなんだなということです。




【最後に】

書評ブログを書きたかったけど、想定よりハードルが高いことに思い至ったということについて書きました。

ま、ナメてたと言われても反論の余地はありませんw

態度を改めます!



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